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コーデュロイという生地が好きだ

nana

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浜田山という駅には、初めて降りた。
用事はすぐに済んでしまったので、1時間ほど本でも読んで帰ろうとカフェを探す。
NOK CAFE TOKYOはわたしが歩いていた方角とは逆だったけれど、ロゴが可愛かったので選んだ。思っていたより音楽がイケイケだけれど、店内は誰も話していなくて静かで気持ちがいい。
と思ったら、視界の隅に身振り手振りが入ってくる。
顔を上げてみると、目の前の2人は手話で会話していた。

 

 

お父さんが亡くなったあと、ふとお父さんの物語を追いたくて、googleで検索した。
そしてわたしはある人の、blogにたどり着いた。
その人は、音のない世界に住む人で、下田の海でお父さんに出会い、とてもよくしてもらった、もう会えないことがとても悲しいと書かれていた。
もちろん、お父さんは手話なんてできないけれど、表情豊かで口を大きく開けて話す、お父さんの話なら届いたんだろうと思った。

 

 

小学生の頃、手話の講習を受けたことがある。
悲しいことに、今では全く忘れてしまったけれど。
お父さんのような大きな心がわたしにはないから、いつかそのお父さんのお友達に会った時のために、練習しておかなくちゃ。

 

浜田山へ戻る。

 

コーデュロイという生地が好きだ。
少し暗い店内で本を読んでいると、本に帽子の影が映る。
今日はコーデュロイのキャスケットをかぶっていたので、ビスケットの縁みたいになみなみだ。
もしこの帽子がいつものキャップだったなら、ビスケットの縁には出会えなかっただろう。

 

今日読み終えた本は、「ミーナの行進/小川洋子」。
マッチ箱にまつわるミーナのお話が素敵で、一気に読み終えてしまった。
小川洋子ってやっぱりすごいなあ…!

 



blogを読んでくているみんな、お久しぶりです。
この秋に、「茜 akane」というzineを作りました。
前半はわたしにとっての100パーセントの女の子を写真に撮り、写真集にならないようデザインとして短い本についてのエッセイのようなものを載せています。
後半は、unrulyの香里、雨香のときに本をプレゼントしてくれたつくしちゃん、レコード柄ミラーのイラストを書いていただいたみゆなさんとの対談集になっています。
最後に載せた碧ちゃんとの写真は今年一番お気に入りの作品です。

 

これから書店に置いてもらえるよう、働きかけるつもりですが、メールをいただければわたしと直接のやり取りになりますがご購入いただけます。
no.6nana@gmail.com
blogの感想や質問もこちらまで。
nana:-)